スリランカ旅行のハイライトともいえるサファリ。今回はスリランカ北部の町、アヌラ-タプラからレオパード(スリランカヒョウ)の出現確率が高いと言われるウィルパットゥ国立公園のサファリに行ってきました。
宿でツアーを依頼
宿泊した宿は「ラージャラタ リーチ リゾート (Rajarata Reach Resort)」。
アヌラータプラの新市街側にあり、ダンブッラからのバスの終点から徒歩で数分のとても綺麗なホテルです。なんといってもオーナーさん家族のホスピタリティが素晴らしく、最初から最後までずっと気持ちよく過ごせました。
チェックインと同時に明日のウィルパットゥ国立公園へのツアーを相談するとすぐに手配していただけました。
出発から国立公園に入るまで
翌日、朝5時前に部屋を出るとオーナーさんも起きてきて見送ってくれました。外はまだ真っ暗で、気温もそれほど高くないので、この時間帯は軽い上着がないと冷えます。トゥクトゥクでの移動は1時間弱かかりました。
今回のドライバーさんは笑顔が素敵な優しいおじさん。道は街路灯が少なく真っ暗闇でしたが対向車が来るたびにウィンカーを出して脇に寄るなどとても安全運転でした。
まず到着したのは公園近くの別のホステル。そこで別の参加者のハンガリーから来たというお兄さんと合流。紅茶を頂いて一服、持ってきた朝ご飯のパンを食べます。
ここでツアーのボスと思われるおじさんに10000ルピー渡しました。これがツアー代となります。ジープに乗り換えて再び出発です。
ジープは入園ゲートの前で一旦止まり、受付のために一旦下車。カウンターに並び、書類に名前とパスポート番号、署名を書き込むとドライバーさんが受付に提出します。
入園料は24000ルピーを2人で割り勘し、12000ルピーでした。
もっと参加者がいたら安いのですが、2人だけだったのでしょうがありません。ちなみにこのときハンガリーのお兄さんが宿に財布を置いてきたことが発覚。後でもらうことを約束して代わりに支払いました。
いざサファリ
公園内には舗装されていない車道があり、道に沿って森や草原の中を進んでいきます。そして近くに動物がいたらジープを止めて場所と名前を教えてくれます。
水牛は目の前を通り過ぎましたが、生き物(特に鳥)は少し遠い場合もあるのでじっくり見たい方は双眼鏡があったほうがいいかもしれません。基本的にサファリは車に乗りっぱなしで、途中一回長めのトイレ休憩をとりました。
見られた動物達
スリランカジャッカル(Sri lanka jackal)南インドやスリランカに生息するキンイロジャッカルの亜種。
インドクジャク(Indian peafowl)
アカマングース(Ruddy mongoose)
ヌマワニ(Mugger crocodile)インドとスリランカに生息するクロコダイル。水辺で日向ぼっこ中。
アクシズジカ(Spotted deer)今回のサファリで一番多く見られた哺乳類。
スイギュウ(Water buffalo)ジープが真横に来ても動じません。スリランカのスイギュウは家畜が移入して広まったと考えられています。
ウオクイワシ(Grey-headed fish eagle)
その他に見られた生き物は、
インドリクオオトカゲ (Land Monitor)ホエジカ(Barking Deer)インドトキコウ(Painted stork)ソリハシオオイシチドリ(Great Thick-knee)セイロンヤケイ(Sri Lanka Junglefowl)カワリサンコウチョウ(Asian Paradise Flycatcher)カンムリワシ(Crested Serpent Eagle)シロハラウミワシ(White-bellied Sea Eagle)カササギサイチョウ(Malabar Pied Hornbill)等々・・。
今回は残念ながらヒョウには出会えませんでした。
他にも小さい野鳥もあちこちにいたのですが、乗り合いのジープなのでいちいち止めるわけにもいかず・・・。野鳥をじっくり見たい場合は野鳥専門のツアーを頼んだ方が良いかもしれません。
かかった合計金額は…
往復のトゥクトゥク…7000ルピー
ツアー代…10000ルピー
入園料(ジープ代など)…12000ルピー(2人で割り勘した1人分)
ちなみに「地球の歩き方(2020〜2021年度版)」にはもっと安く行けるようなことが書いてありますが、ここ最近のスリランカはインフレが激しいようで、公共交通機関含め書いてある金額のほとんどはあてになりません。
宿に戻ってからオーナーさんに「レオパードは見れませんでした」と伝えると、
「それは残念だったね、2,3週間前に参加した人たちは3匹ほど見れたって言ってたよ」だって。
生き物との出会いはやはり運ですね。
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