今回はフィリピンの首都、マニラの中心部にあるアメリカン・セメタリーで野鳥観察をしてみました。
アメリカン・セメタリーはマニラ市内では有名な観光地の一つですが、実は手ごろな穴場の観察スポットでした。
おすすめポイント
・観光のついでに野鳥観察ができる(しかも無料)
・マニラの中心部にあってアクセス抜群
・BGC地区に近い、かつ入場者は管理されているので治安の心配要素が少ない
・ミドリカラスモドキやチョウショウバトなどの都市鳥に加えてコウライウグイスやナンヨウショウビン、アカモズ、ハイゴツアナツバメなど、基本となる種が見られる
アメリカンセメタリーとは
マニラのアメリカンセメタリーは、アメリカ合衆国がフィリピンに植民地支配していた時代に建てられた米軍の墓地で、多くのアメリカ人兵士たちが埋葬されています。
無数の十字架が芝生に並ぶ光景は圧巻の美しさを誇り、観光者の撮影スポットとしても有名です。
墓地内には博物館もあり、第二次世界大戦中にフィリピンで起こっていたことが紹介されています。(2023年2月現在、博物館の入場には接種証明書の提示が必要でした。)
また、アメリカン・セメタリーはビジネス街として有名な高層ビル群が立ち並ぶBGC地区の南側にあり、旅行者が多く滞在するマカティ地区からも近いため、アクセスもお手軽。Grabを使えば気軽に訪れることができます。
営業時間は9時から17時と限られますが、入り口でパスポートを提示すれば誰でも無料で入場することができます。
治安の良さで有名なBGC地区にあり、入り口には警備員が配置されて入場者を管理していますので、治安の不安定なマニラの中でも園内は安心して過ごせる場所です。
見られる野鳥
アメリカンセメタリーではコウライウグイスやナンヨウショウビン、アカモズなど、いわゆるCommonな種ですが、東南アジアらしい種が普通に見られます。空にはフィリピン固有種のハイゴツアナツバメも舞っていました。
なお、ミドリカラスモドキやチョウショウバトなどの都市鳥も普通にいます。街中でカメラを出すのはちょっとはばかられるのですが、ここでは思う存分撮影ができます。ちなみにワカケホウセイインコ(外来種)も確認しました。
もっと野鳥を観察をしたいという場合はマニラ近郊にはLa Mesa Eco ParkやTanza Mudflatsといったスポットもありますが、観光ついでにちょっと野鳥も観察したいという人や、お手軽にフィリピンの都市鳥と基本の鳥をおさえたいという人にとってはアメリカン・セメタリーは十分訪れる価値がある場所と言えるでしょう。
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